男性育休はもう当たり前?「取って良かった」の声、まだ残る課題とは

「男性も育休を取る時代」と言われるようになってきました。実際に、近年は男性の育児休業取得率が大きく伸びています。一方で、「職場に言い出しにくい」「本当に取る意味があるの?」と迷う方も少なくありません。この記事では、男性育休の基礎知識から、取得率の最新動向、実際に取得した人の声、そしてまだ残る課題までをわかりやすく解説します。

男性育休とは?

男性育休とは、父親が子どもの出生後に取得できる育児休業(育休)のことです。

育児・介護休業法に基づく制度で、一定の条件を満たせば、男性も女性と同じように育休を取得することができます。2022年には「産後パパ育休(出生時育児休業)」もスタートし、子どもの出生直後から柔軟に休業を取得できるようになりました。

男性育休の取得率は大きく上昇している

厚生労働省の調査によると、2024年度の男性の育児休業取得率は40.5%。前年の30.1%から10.4ポイント上昇し、初めて4割を超えました。ここ数年で急速に取得率が伸びており、男性育休は現実的な選択肢へと変わりつつあります。

とはいえ、女性の取得率(86.6%)と比べると、まだ半分以下という状況です。数字は伸びているものの、「取りやすさ」にはまだ課題が残っています。

男性育休を「とってよかった」という声が多い理由

実際に男性育休を取得した人からは、「取ってよかった」という声も多く聞かれます。

特によく挙がるのは、次のような理由です。

1. 産後のパートナーを支えられた

出産後は、赤ちゃんのお世話だけでなく、お母さん自身の体も大きなダメージを受けています。寝不足や体調不良のなかで家事・育児を一人で担うのは大きな負担です。

男性が育休を取得することで、

・夜間の授乳やおむつ替えのサポート
・家事の分担
・上の子の送迎やケア

などができ、産後の負担軽減につながったという声が多くあります。

2. 子どもとの関係が深まった

「生まれたばかりの時期を一緒に過ごせてよかった」
「育児の大変さを実感できた」

という声も少なくありません。

新生児期は短く、二度と戻らない時間。育休を通じて、父親としての実感が強まったという人も多いようです。

3. 家事・育児の分担がその後の生活にもつながった

一時的な休業に見えても、「育児を自分ごととして経験したこと」が、その後の家庭内の役割分担に良い影響を与えた、という声もあります。

男性育休の課題は「取得率」だけではない

一方で、男性育休にはまだ課題もあります。

◎「短期間しか取れない」ケースが多い

取得率は上がっていても、実際には2週間未満の短期取得が多いという指摘もあります。

もちろん短期間でも意味はありますが、
「本当はもっと取りたいけれど、仕事の都合で難しい」
というケースも少なくありません。

◎職場に言い出しにくい

・人手不足で迷惑をかけそう
・昇進や評価に影響しそう
・前例がない

こうした理由から、制度があっても取得に踏み切れない人もいます。特に中小企業や少人数の職場では、まだ心理的ハードルが高いという声もあります。

◎ 収入減への不安

育児休業給付金はありますが、給与の満額が支給されるわけではないため、「家計への影響が心配」という声もあります。制度の理解不足から漠然と「育休を取ったら生活が厳しくなる」と感じる方もいるようです。育休中にかかるお金、もらえるお金をぜひいちど計算してみましょう。

最適な育休の形を家族で話し合おう

男性育休は、「取る・取らない」だけでなく、どの時期に、どれくらい取るかも大切です。

・出産直後だけ取る
・産後しばらくしてから取る
・分割して取得する

など、家庭によって必要な形はさまざまです。

大切なのは、「なんとなく取る」「なんとなく取らない」ではなく、家族で話し合いながら、自分たちに合う形を考えることかもしれません。

出産・育児は、ひとりで抱えなくていい

男性育休が広がってきたとはいえ、出産や育児は、夫婦だけで抱えるには大変なこともあります。

特に産後は、赤ちゃんのお世話に目が向きがちですが、お母さんの体や心の回復もとても大切な時期です。

MotherRing(マザーリング)では、妊娠中から産後まで、助産師やドゥーラなどのサポートとつながることができます。

https://motherring.net/

「夫婦でどう育休を取る?」
「産後のサポートはどうする?」
そんなことも含めて、出産前から少しずつ話し合っておくことが、安心して産後を迎える準備につながります。
出産はゴールではなく、これから始まる「子どもといる暮らし」のスタート。
家族だけで頑張りすぎるのではなく、ときにはプロの手も借りながら、慌ただしい日々の中にも、楽しく、かけがえのない時間を育んでいけるといいですね。

参考:
若年層における育児休業等取得に対する意識調査(速報値)/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/001282074.pdf

2024年の男性社員の育休取得状況は?取得しにくい・したくない理由も調査/エフアンドエムネット株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000120587.html

 

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