みなさんは、毎日の子育てを楽しんでいますか。喜びを感じるひとときもあれば、ふと「こんな時、どうしたらいいの?」「これって、このやり方でいいの?」と、迷いが出てくることもあるのではないでしょうか。運動発達の専門家である理学療法士・得原藍さんによる、楽しみながら子どもの育ちをうながす親子の関わり方のコツを教わる連載です。
-目次-
1.離乳食中期・・・赤ちゃんの便秘に悩んでいます
2.子どもの便秘は2つのポイントをチェック
3.「食べる力」の成長には全身運動が関係している
新入園、新しい生活に慣れるための準備は?
得原さんこんにちは。
4月から幼稚園に入園する3歳の子どもがいます。
少々繊細なところがあり、新しい生活に慣れることができるか心配しています。もし、いまのうちにしておいたほうがいいことがあれば教えてください。
基本的なことから一つひとつ。まずは「起きる練習」をしてみよう
こんにちは。ご質問ありがとうございます。4月に幼稚園に入るのですね。ここまでおうちで一緒に過ごしてきたお子さんの小さな巣立ち、心配なこともあると思いますが、やさしく背中を押してあげたいものですね。
「繊細なところがある」と親御さんが考えていらっしゃるということは、これまでの生活の中で何かそう感じる出来事があったのではないかな、と想像します。たとえば、子育てひろばでなかなか遊び出せない、だとか、公園で一歩が踏み出せない、など、相談会などでも心配されている親御さんが多い印象です。3歳だと、生まれてから1000日と少し。「はじめて」もこれからまだまだたくさんあります。家族で少しずつ心の準備をしていきたいですね。今回は、3ヶ月で少しずつできる準備について3つ、考えてみようと思います。
ひとつめは、少し地味な話と思われるかもしれませんが、毎朝同じ時間に起きる練習です。幼稚園に通うということは、毎日同じ時間に起きて、同じ時間に家を出る生活になるということです。そのためには、毎朝のリズムを整えねばなりません。まずは家を出る1時間半から2時間前に起きて、焦らずに準備をする練習をしていきましょう。
子どもにとって、はじめての幼稚園は、楽しく過ごしていたとしても心身ともに疲れる場所です。大人でいえば、転勤先で新しい職場に通い始めるようなものです。どんな人がいるのか、どんな場所なのか、何をすれば心地良く過ごせるのか、全てわからない状況での生活が始まるのですね。ですから、一番安心できる家庭での生活を、これまで以上に生活リズムの整った安定したものにしておくことが、お互いの安心につながります。上手に朝を過ごせた日には、たっぷり褒めてあげてください。もしうまくいかなくても「明日もやってみよう〜」と明るく過ごしてくださいね。
園生活のイメージをもつための工夫
ふたつめの準備は、幼稚園まで何度か実際に歩いてみることです。バス通園の場合は、バス停まで、歩いてみてください。もしも可能なら、実際にバスに乗っている子どもたちを見たり、園庭で遊んでいる様子を遠くから眺めてみることができるとよいでしょう。そして、幼稚園楽しそうだねえ、と声をかけてあげてください。
この時期になると、家に幼稚園グッズが用意されていくことで、お子さんも「なにかそわそわした雰囲気だな」「いつもと違う感じがするな」と感じるようになってきます。無理なく状況を理解できるようにするためには、あったかくなったら幼稚園に行くんだよね、という声かけとともに、幼稚園とはどういうところなのか、のイメージがつくように手助けすることです。制服がある幼稚園なら、気の向いたときに試着して、かっこいいね/かわいいね、と褒めてあげるのもよいですね。
もしもこれまであまり人がたくさんいる場所に出ていなかった場合は、児童館や子育てひろば、大きめの公園など、子どもがたくさんいる場所で過ごす時間を増やすのも手です。たくさんの子どもの中にいる自分、を想像しやすい環境を作りましょう。
大人も疲れる時期。無理のないスケジュールで
みっつめは、親御さんの準備です。新しい生活が始まる春は、家族全体が少しずつ疲れる時期。これから先、お子さんが進級を繰り返していく限りは同じことが続いていきますが、4月は子どもたちの心がとってもざわざわするのですね。中には、新しい生活の緊張から、できていたはずのトイレが出来なくなる子もいますし、疲れて帰ってきた家ではこれまで以上にお母さん・お父さんに甘えたくなる子もいます。小さい子どものことですから、そんなこともあるよね、と余裕を持って対応できるように、親御さんも4月に疲れすぎないよう、心身の準備をしておいてください。具体的には、旅行や遠出など、イレギュラーなイベントを極力少なくしたり、体調を崩さないよう親御さんも良く眠るようにするとよいでしょう。5月にはゴールデンウィークがありますが、長期休暇のあとで幼稚園や保育園に戻りたくない、というお子さんもいます。旅行をするときも、早めに帰宅して一晩・二晩はゆったり過ごせるとよいですね。
いかがでしたでしょうか。ずいぶん地道だなあ、と思われたのではないですか。実際に幼稚園生活をはじめてみないとわからないことも多いですが、全ての基本は、安心できる家庭でのゆったりとした規則正しい生活です。親子ともに、心の準備をしながら、春を楽しみに待てるとよいですね。
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