「妊産婦と赤ちゃんの人権の尊重 ~ホワイトリボン憲章について知ろう~」谷口真由美氏 講演会 3/8(火)オンライン開催

出産する女性が、もっと尊重されるように。
そんな思いが込められた「妊産婦を尊重したケア:産婦が普遍的にもつ権利」憲章の日本語訳が完成したそうです。日本語訳にあたり、法律、人権の専門家として関わってこられた谷口真由美氏の講演会(オンライン)が開催されます。
MotherRingも、こちらの共催としてお手伝いさせていただくことになりました。

谷口真由美氏から、この憲章の背景や日本への導入にあたってどんなことを感じられたかを直接お伺いできる、貴重な機会です。

============================================
3/8(火) 20:00〜21:30
「妊産婦と赤ちゃんの人権の尊重 ~ホワイトリボン憲章について知ろう~」
参加費は無料です。
主催の「Umiのいえ」へのご寄付(1,000〜3,000円)も歓迎しています。

Peatixのサイトから参加申込ができます。
https://peatix.com/event/3153229
============================================

Umiのいえとの共同主催者である福澤利江子さんには、MotherRingJOURNALでインタビューをさせていただいたことがあります。

イベント開催にあたって、福澤さんのインタビュー記事を改めてご紹介します。

女性が声を上げ、見直された「出産ケア」。 「これでいいのかな?」と気づくために


筑波大学の医学医療系 助教、助産師、また女性の出産から産後まで寄り添う「ドゥーラ」の研究者である福澤利江子さん。WHOが2018年に発表した新ガイドライン「ポジティブな出産体験のための分娩期ケア」をもとに、世界の妊娠・出産、日本の課題などをうかがいました。

世界中で問題になっている出産ケアを変えるために

界外:世界の妊娠・出産の動向について教えてください。2018年、WHO(世界保健機関)は「WHO推奨:ポジティブな出産体験のための分娩期ケア」という新しいガイドラインを発表したそうですね。正常出産ガイドライン「WHOの59カ条」を約20年ぶりに「推奨項目56」として刷新したとのことですが、世界は今、出産ケアについてどのように向き合おうとしているのでしょうか。
福澤:10年ほど前からでしょうか、先進国でも途上国でも、程度の差こそあれ、出産中の女性を大切にしない扱いや虐待的な行為があることについて声が上がり始め、社会問題として認識が高まりました。

途上国など、女性や患者さんの立場が低い環境では、医療者が産婦さんに対してお産中に怒鳴ったり、手をあげたりすることもあるといいます。日本でも昔は産科医や助産師は怖い存在だと思われていたこともあるようですが、最近ではコミュニケーションや接遇研修が行われ、患者さんや妊産婦さんを大切にしなければという意識が高まっていると思います。でも、先進国にも真の寄り添いや尊重を妨げる医療者側の要因は存在します。「訴えられたくない」「苦情が来るのを避けたい」という自己防衛的な態度がその一つです。産科は医療の中でも訴訟が多いといわれます。そのため、個々の産婦さんの健康ニーズを満たすより、病院や医療者が訴えられないために、念のために検査をしたり書面で説明をしてサインをもらうような、本来の予防医療やインフォームド・コンセントとはみなしがたい行為が行われやすい傾向があるかもしれないと、海外では以前から言われていました。
続きは下記のリンクからお読みください。
女性が声を上げ、見直された「出産ケア」。 「これでいいのかな?」と気づくために
ー福澤(岸)利江子氏インタビュー


産前産後の医療やケアに関わる方、また、これから出産予定の女性やご家庭のみなさまにも、少しでも興味を感じられた方にはぜひご参加いただきたいと思っています。
開催当日、みなさまとお会いできることを楽しみにしています!

◎参加申し込みはこちら
============================================
3/8(火) 20:00〜21:30
「妊産婦と赤ちゃんの人権の尊重 ~ホワイトリボン憲章について知ろう~」
Peatixのサイトから参加申込ができます。
https://peatix.com/event/3153229
============================================

◎infomation


MotherRingサポーターとは
助産師・ドゥーラ・保育士・ベビーシッター・治療家・リラクゼーション施術者・運動指導者といった、産前産後の家庭へのケアサービスのプロフェッショナルを、MotherRingサポーターと呼んでいます。
様々なケアを提供されている方にMotherRingサポーターとしてご登録いただき、広報活動をお手伝いすることで、産前産後のご家庭が必要なケアを受けられる社会を目指しています。

MotherRingサポーターページへの掲載
MotherRingサポーターのみなさまのサービス内容や受付条件などを、MotherRingサポーターページに掲載いただくことが可能です。

motherringサポーターページの内容・ご利用方法はこちら(PDF)

「Webサイトがほしいけど、自分でつくるのは大変……」
「日々のサポートで手いっぱいで、広報活動まで手が回らない……」
といった方のお手伝いをします。
また、産前産後のご家庭にとっても、様々なMotherRingサポーターのみなさまの情報をまとめて見ることができるため、比較検討しやすくなっています。

ご登録までの流れ
①フォームよりお申し込み
フォームはこちら

②MotherRing事務局より、申込書等の必要書類をメールにて送付します。
必要事項を記載し、お申し込みください。


③オンライン面談を実施します。
詳細なサポート内容はもちろん、サポートへの思いなど、お聞かせください。


④登録、MotherRingサポーターページにあなたの情報が掲載されます。
サポート内容をまとめた文章や画像などの掲載情報をご提出いただき、MotherRing事務局であなたの専用Webページを作成し、掲載いたします。

MotherRingは、助産師・ドゥーラ・保育士・ベビーシッター・治療家・リラクゼーション施術者・運動指導者はもちろん、様々な産前産後の家庭へのケアを提供されているみなさまのお役に立ちたいと考えています。上記以外の職種の方も、ぜひ一度お問い合わせください。

MotherRingサポーター登録フォームはこちら

ライター / MotherRing 編集部