みなさんは、毎日の子育てを楽しんでいますか。喜びを感じるひとときもあれば、ふと「こんな時、どうしたらいいの?」「これって、このやり方でいいの?」と、迷いが出てくることもあるのではないでしょうか。運動発達の専門家である理学療法士・得原藍さんによる、楽しみながら子どもの育ちをうながす親子の関わり方のコツを教わる連載です。
-目次-
1.離乳食中期・・・赤ちゃんの便秘に悩んでいます
2.子どもの便秘は2つのポイントをチェック
3.「食べる力」の成長には全身運動が関係している
離乳食中期・・・赤ちゃんの便秘に悩んでいます
得原さんこんにちは。生後7ヶ月の子どもです。離乳食は中期に入ったところです。6ヶ月になった頃、子どもがやけに不機嫌で、食欲もない日が続いたため小児科医を受診したところ、便秘だと言われました。そのときは薬を処方されて治ったのですが、その後も何度か同じようなことがあり、もしかすると体質的に便秘になりやすいのか?生活習慣がよくないのか?などと気になっています。便秘を予防する方法や生活のしかたなどがあればぜひ教えてください。
子どもの便秘は2つのポイントをチェック
こんにちは、ご質問ありがとうございます。7ヶ月のお子さんとの生活、離乳食の回数も増えてきた頃でしょうか。いろいろと考えることが増えてきて大変な時期ですね。
お子さんが便秘とのこと、なかなか出ないとお子さんも不機嫌になってしまいますし、なんといっても身体が心配になってしまいますね。まずわたしが注目したのは「下痢になっているわけではない」ことです。子どもの発達は、実は消化器官の成熟も子どもによって差があるので、離乳食を始めたけれども下痢になってしまう・・というような場合には、タンパク質や脂質の摂取に消化酵素の分泌がまだ追いついていない、ということもあり得るからです。下痢になってしまうと回復まで時間がかかるので、そうではなくてよかったです。
さて、便秘についてですが、離乳食期の便秘を考えるにあたって、2点、確認したいことがあります。ひとつは、水分量が足りているか、ということ。もうひとつは、運動できているか、ということです。実は赤ちゃんの便秘も、まず考えるべきことは大人の便秘と同じ要素なのですね。
まず、水分について考えてみましょう。特に離乳食期は、離乳食の形状のステップアップによって、食事に含まれる水分量が減っていくと同時に、母乳の摂取量も変化するので、気がつくと水分不足に陥りがちです。まずはここをチェックしてみましょう。最近おしっこの回数が少ないな、とか、おむつを見たときにおしっこの色が濃いな、ということがあれば、水分量が足りないかもしれません。その場合は、水分摂取量を増やしてみてください。食事がおわったらふた口くらいお水を飲む、という形はどうでしょうか。(これは、お口をさっぱりさせる歯磨きの習慣にも今後繋がっていくので、ぜひ取り入れてみてください。)
「食べる力」の成長には全身運動が関係している
もうひとつの運動ですが、離乳食をドロドロの状態からステップアップさせていく際、顎で潰すようなモグモグの形状にする際には、積極的にはいはいできるようになっているくらいがちょうど良い目安です。
もうひとつの運動ですが、離乳食をドロドロの状態から、顎で潰すようなモグモグの形状にステップアップさせる際の目安があります。それは、あかちゃんが積極的にはいはいできるようになっていること。具体的には、うつ伏せで、しっかり手で体重を支えながら動けるかどうかが目安になります。手に繋がる肩周りの筋肉がしっかりしてくることで、そこに繋がる舌骨の動きが安定し、咀嚼ができるようになってくるからです。お口でしっかり潰すことができれば、消化にも優しくなりますし、そもそも、はいはいでしっかり股関節を動かすことが腸管の動きも助けます。運動をすることで日常生活に必要なカロリーも増えていくので、固形物の必要性も高まるのですね。わたしたちは動物ですから、食べる・動くは深く関係しています。そう考えると、「〜ヶ月で○○」という一般的な案内が、あくまで平均的な情報であることもよくわかるのではないでしょうか。
最後になりましたが、ひとつ、便秘の対処法で注意していただきたいことがあります。最近出会った親御さんで、赤ちゃんの便秘が心配で毎日綿棒刺激をしている、という方がいらっしゃいました。直腸を刺激すればその都度便は出るのですが、この方法は少しずつ効果が小さくなっていきます。本来は、直腸に便が降りてきた刺激で排便につながるのですが、いつも外からこの刺激を加えてしまうと、便が降りてきた刺激にも鈍感になってしまうこともあります。便秘で困った時には、医師の指導のもとで実施していただきたい方法なのですが、安易に毎日の排便に取り入れることは控えてくださいね。まずは、水分・運動を確認してみましょう。
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