「つわりで上の子に手が回らない」——2人目以降の妊娠でよく聞く悩みです。体調は日ごとに揺れ、家事や育児が思うように進まないことも。そこで、先輩ママたちが「これで乗り切った!」と感じた具体的な対策を取材しました。無理をしないための考え方と、今日から使える小さなコツをご紹介します。
-目次-
・つわりの症状があるときの、上の子のお世話のコツは?
・① 工夫次第でおうち遊びを楽しく
・② DVDやYouTubeを上手に活用する
・③ 気分転換に少しだけおでかけ
・④ 誰かの手を頼る
・まとめ
つわりの症状があるときの、上の子のお世話のコツは?
多くの妊婦さんが経験する「つわり」。吐き気・嘔吐、においに敏感になる、食べづわり・よだれづわりなど、症状や重さは人それぞれです。昨日まで普通にできたことができなくなり、「自分の体じゃないみたい」と感じることも。
そんななか、上のお兄ちゃん、お姉ちゃんのお世話をするのはたいへんなことです。
二人目以降のつわりの時期を、先輩ママたちはどんなふうに乗り切ったのでしょうか。
① 工夫次第でおうち遊びを楽しく
経験者ママの声
「つわりの症状がきついときにはリビングでとにかくゴロゴロ。おもちゃを置いて、私の近くで遊べるようにしました。おもちゃだけでは飽きてしまうな、と思っていたときに先輩ママから聞いて、やってみたのが「秘密基地づくり」。レジャーシートやクッション、洗濯カゴなどを使って「自分だけのスペース」づくりに夢中になっていました。」
おもちゃ以外の家にある素材(レジャーシート、タオルケット、段ボール、洗濯カゴなど)を特別アイテムにして、自由に使わせてあげると、目先も変わって夢中で遊ぶ子どもが多いです。
危険なハサミ類や割れやすい器など、触ってほしくない物は子どもの手が届かない場所へ片付けておきましょう。
少し大きいお兄ちゃんお姉ちゃんには、「基地のパスワードを考えて」「基地の看板を書いて」などのミッションを出すと、横になったまま声かけだけで遊びの伴走もできておすすめです。
② DVDやYouTubeを上手に活用する
経験者ママの声
「いまだけと割り切ってYouTubeに頼りました。自分も休みつつ、隣で一緒に見るようにしました。その間、家事はまったく進みませんでしたが、いまは無理するより多少ぐちゃぐちゃの部屋でもいい!と割り切りました。事前に夫にも話しておいて、帰ってきたら片付けてもらうようにしたので、そこまでひどくはなりませんでした」
集中してくれる鉄板の動画を数本プレイリスト化して、一通り見たら「おしまい」にする流れをつくっておくと、「見せっぱなし」を防げます。
コツは、「これを全部見たらおやつにしようね」などと、見通しをもたせること。ちょっとした声かけの工夫で、次の活動に進みやすくなります。
一緒に見るのもつらい日は、少し離れて横になっても大丈夫。「ママ、ちょっとゴロゴロするね」とひと声かけてあげるだけで、子どもにとっても安心感があります。
③ 気分転換に少しだけおでかけ
経験者ママの声
「基本は家でゴロゴロでしたが、体調が少しマシな時には、こまめに近所の公園へ15分だけおでかけするようにしました。私はベンチで休み、子どもが砂場や滑り台で遊ぶのを見守りました。友だち親子と会えた日は、子ども同士で遊んでくれて助かりました。」
妊娠中はどうしても家にこもってしまいがちですが、体調のいい日は短時間でも外の空気を吸ってリフレッシュしているママたちが多いようです。家からあまり遠くない、ベンチのある公園を定番化しておくと安心ですね。
とはいえ無理は禁物です。
体に負担にならないよう、公園遊びを早めに切り上げるためには、
「すべり台を◯回したら帰ろうね」「◯時になったら帰ろうね」と、帰る合図を先に決めておきましょう。少し大きいお兄ちゃんお姉ちゃんなら、自分で決めさせるようにすると、約束を守ろうとする気持ちがはたらきます。
「今日はお母さんは◯時までいられるけど、何時まで遊びたい?」
などと、上限を示しつつ自分で決められるように働きかけてあげるといいでしょう。
他の人の手があるときには時間を忘れて思いっきり遊ばせてあげるのもコツです。
④ 誰かの手を頼る
経験者ママの声
「つわりの症状がひどく、家事と子どもの見守りをドゥーラさんに依頼。食事を作りながら子どもを見てくれて本当に助かりました。子どもは豆のさやむきをしたり、使っていないおたまをもたせてもらって料理ごっこをしたり。子どもの楽しそうな声を聞きながらゴロゴロできて最高でした。頼ってよかったです。」
体調がすぐれないときは、自分だけで抱え込まず、家族の手を借りたり、場合によってはプロの手に頼ることも検討してみてください。
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まとめ
つわり期の子育てでとにかく大切なのは、ママ自身が無理をしないこと。おうち遊び、動画の見せ方、短時間のおでかけ、そしてプロの手を借りるなど、さまざまな工夫についてご紹介しました。つわり期を少しでも楽に過ごすために、この記事がお役に立てれば嬉しいです。
-infomation-
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